2015年12月31日

張呈棟、中国人初のリーガ出場

2015/12/30 リーガエスパニョーラ第17節

ラージョ.バジェカーノがホームでアトレティコマドリードを迎えた一戦。
ベンチ入りした張呈棟(Zhang Chengdong)は0-0の81分から途中出場、リーグ戦デビューを果たす。

张呈栋Debut Atletico.jpg

Doradoと代わって3バックの左CBとして10分余りプレー、2度相手の攻撃を潰すなど短い時間でできることはできたが
皮肉にも張呈棟投入後にチームは2失点し、0-2で敗北。19位と降格圏に
強いて言えば1失点目は、もっと詰めれたかもしれないが、、 

-------------9Manucho---21JaviGuerra-------------
------------10Trashorras--21Jozabed---------------
14Hernandez---------------------19LassBangoura-----
---------------27DiegoLlorente----------------------
----5Dorado-----18ZeCastro----17Quini------------
--------------------25Yoel----------------

SUB 71'Lass→23Bebe 81’Dorado→16Zhang 89'Llorente→7Miku


Rayo0-1Atletico ZCD loss goal.jpg

既にカップ戦(コパデルレイ)で2試合先発出場していたが、リーグ戦は何度かベンチ入り止まり。

前節に退場したティト(Tito)、累積のナチョ(Nacho)とサイドバックのスタメン2人が出場停止だったのが
幸いだったが、逆に言えば彼らの復帰後は相変わらず厳しいだろうということ。
降格圏なので、冬のオフに補強をすることは間違いないだろう。
張呈棟自身レンタル移籍のため、冬に北京国安復帰する可能性もある。
これが最初で最後、とならないといいが


夏の加入後154日後の出場は、リーガエスパニョーラ1部で中国人初出場(2部以下ならある)
1713日ぶりに中国人選手が欧州5大リーグ1部でプレー(2011年4月シャルケ時代の蒿俊閔以来)
中国サッカー界にとっても記念すべき出場となった。

既報の通り、張呈棟の移籍は所謂「スポンサー移籍」一部報道では監督パコ.へメスはクラブの決定に激怒したとのこと
そんな最悪の状態から、ベンチ入りし、カップ戦出場し、リーグ戦出場までできたのは
張呈棟自身の努力の成果であろう。

本来のポジションとは異なる左SBやCBで起用されるとは思わなかったが、
テクニックは弱点な分、強みであるフィジカルとマルチロールぶりをいかせたと思う。

張は試合後に微博(中国版SNS)で
「算是对自己这半年努力的最大回报!只有在逆境中修行,才能成为真正的强者!」
(この半年の努力へのご褒美だ、逆境の中での修行を経てのみ真の強者となる)

張呈棟だけでなく、他の中国人選手の欧州5大リーグ進出を期待したいが

年始にウォルフスブルグ加入した張稀哲は公式戦出場0で北京国安復帰した。
何度か本ブログで書いているが⑴代表クラスの実力者は移籍金が超高騰している⑵それでも移籍できれても、張呈棟のようなスポンサー移籍や、張稀哲のような厳しい競争にさらされる。
選手としても待遇も良く試合でれる中超名門を放棄して欧州行くのは勇気がいる決断だ。
最近では王上源、徐新、李源一(いずれも欧州→広州恒大へ)のように、欧州にいる若手選手もどんどん帰国している。

国内リーグ隆盛と、欧州組の活躍は両立難しいものなのか

posted by ZZ at 20:50| Comment(0) | 国外組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月28日

【考察】アジア列強比較【Jの日程は本当にエグいのか?】

「Jリーグは2ステージ制度で試合が多すぎる」というのは元々聞いていたが、
一方でタイのブリーラムは五冠王を達成したニュースを聞き「本当にJは試合数多いのかな?」「でもブリーラムができたことをJはでき無いのかな?」

と思い色々調べてみました。


■調査対象
アジア各国列強、原則優勝チームか準優勝チームか、それなりに名のあるチーム。
で、データ調べられるチーム

日本:広島、浦和、ガンバ大阪、
中国:広州恒大、上海上港
韓国:全北現代、ソウルFC
オーストラリア:WSW(ウェスタンシドニー) *秋春制
タイ:ブリーラム、ムアントン
サウジアラビア:アルヒラル *秋春制

■調査データ
・1シーズン内の公式戦試合数、内訳、得点数、およびそのうち外人の占める割合

■調査方法
・○wikipedia,○UORICLASSE….

■結果
アジア列強分析1.png

アジア列強分析2.png





■検証結果
Jは実際に試合数多い

上記画像のデータ見ても、ガンバは今季59試合はすごいし、広島浦和もACL出てない他国クラブより多い。

しかもまだシーズン終わってない。天皇杯あるので。。

「仮に全タイトル制覇した場合」でも、JはガンバがACL、CWC、天皇杯制覇と仮定すると➕8試合で最大67試合
一方で中国は広州恒大が国内カップ(真面目にやって)優勝してたとして、➕6試合で最大55試合。韓国Kリーグは最大62試合。オーストラリアAリーグはカップ戦ないので45試合

Jの場合 @第2のカップ戦、(ヤマザキナビスコ杯)がある しかもH&A ACSが増えた この2つが大きいか。
カップ戦ないorチーム数少ないオーストラリアと最大20試合、中国と最大10試合以上差がつく


・「でもブリーラムもすごい」

唯一(筆者見つけた限り)最大試合数がJ上回ったのはタイ
ブリーラムが仮にACL&CWCで更に12試合増えれば最大68試合にも成る。
理由はカップ戦が多い。ナビスコに相当するKorRoyalCup、更にカンボジア王者と対戦したメコンチャンピオンシップ(トヨタ協賛)。てゆうか五冠王ってのがいろいろありえん、国内だけで4冠とか
(スルガ銀行杯入れるのか?とか■■杯は入れないのか?など異論は認めます。あくまで参考までに。。。)

ちなみにブリーラムの戦績調べたら、カップ戦でも1回戦から外人が点決めてる=手を抜かずにガチメンバーで挑んで勝ち取ってる。これはすごい

・でも「試合数多い=えぐい 少ない=楽」とは一概に言えない
とはいえJがえぐいとも言い切れないと思う。理由は中国やタイや外国を旅行したり行く機会多い人なら理解できると思う。
移動インフラが違う。日本はそもそも国土狭いし、インフラしっかりしてるから移動もリスク少ない。
広州恒大、ブリーラムクラスなら試合によってチャーター機だろうけども、特に中国は国土広い。
JのサポがACLで移動が〜とかブーブー言ってるけど、中超は毎週ほぼそんな感じですからね。
タイも都市部ならともかくブリーラムのようなやや郊外への移動は結構大変と思う。移動距離が違う

だから試合数=えぐさは一概にイコールではない

結論 でもやっぱJはエグい

Jのえぐさは別のところにもあると思う。

@格差が少ない
これに尽きると思う。例えば広島やガンバと山形や松本でもまあまあいい勝負するし
これが例えば広州恒大は最下位の上海申鑫に2試合で10点取ったし、ブリーラムもリーグ戦で4点以上が11試合!最後の12試合で55得点。

逆にJは昇格即優勝or即ACLが頻繁、格差少ないぶん中々メンバーを落とせない。
今回各チームの最多出場者を調べていたが、ガンバはなんと35歳遠藤保仁が56試合に先発。遠藤の凄さもあるが、中々
休めにくい側面もあると推測する。

A外人
@ともリンクするけど、ブリーラムは外人がすごい。外人は差をつけやすい
元オリンピアコスのFWディオゴは公式戦45得点。驚いたのはベネズエラ代表のトゥネス、CBながらPKなどで稼ぎ18得点(リーグ9得点)自国選手最多がACLでガンバにFK叩き込んだLBのブンタマンだが、それでも6(リーグ3点)は寂しい。
外人得点率88%は驚異的。

因みに広州恒大は外人が怪我しまくったこともあり、今年は外人得点率が過半数を下回った。ACLご覧になった方はわかると思うがもう外人だけのチームではない。「6年後に全員中国人にする」ビジョンを見据えてる。(浦和はもうほぼできてるビジョンだけど)

あと意外だったのはサウジアラビアの名門アルヒラル、中東にしては以外に外人得点率が低い。サウジは意外と自国ストライカーがいる点、アルヒラルはシャムラニ、カフタニらストライカーが揃ってるのもある。
ただこれは昨シーズンなので、今期(15/26) はブラジル人アタッカーが得点量産し、シャムラニもベンチが多いので
この統計は大きく変わるかもしれない。

一方Jは他国と比較し外人得点率がとても低い。浦和なんてそもそもズラタンだけだし。
自国選手が多い、かつトップは欧州行くとなると、正直日本人ばかりで差が出にくい。
筆者もJをぼちぼち観戦してて、「みんなうまいけど、みんな変わらない」印象があった。背番号や事前情報ないと誰かわからない。
中超は??なミスやラフなシーンも散見されるが、良くも悪くもキャラクターはある。良し悪しだけど
となるとブリーラムや広州恒大5連覇みたいなのは当分厳しいだろう。でもそれはそれでJの良さだとも思う。どこが優勝してもわからないから

KもJと同じ傾向にあるが、上位は相変わらずの財閥系チーム。これは韓国の経済の特殊性なのかな?


■Jが国際大会で競争力上げるには?

完全に自論ですが
・外人、金  ・・・まあしかしこれは必ずしもその国のサッカーのために良いとは限らない。
・自国選手のレベルアップ ・・他国ができなくてJができることがあるとすればこれ
・日程・ローテーションへの理解 ・・これがある意味Jでは物足りない印象。
・選手の国外流出 ・・Kと共通の問題だが、これは仕方ないね。Jをとるか、欧州で活躍をとるか。日本のサッカー界はまず後者だろうな。。
この前提が覆らない&アホみたいな投資で均一が崩れない限り、現状は続くんじゃないかなと。


とまあ急に気になったことを、思いつきで調べて、一人で語りました。
ご意見、異論、参考情報など大歓迎です。

最近情報を垂れ流すだけだったので、たまにはこうして自論を語ろうかなと思います。(ZZ)
タグ:考察 J K タイ
posted by ZZ at 23:56| Comment(2) | 中超リーグ・ACL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

リオ五輪最終予選メンバー発表

1月にカタールで開催されるリオ五輪予選を兼ねたAFC U23選手権に向けた国奥隊メンバー発表。
国外組は5名(*追記.メンバー発表後に2人が帰国)、A代表経験者は4人。
一方アジアカップに出場した江蘇DF李昂、長春でレギュラーのDF裴帥、アジアユースで日本から2得点、ポルトガルスーパーリーグ出場歴あるFW韦世豪らは落選。

GK
1 杜佳 Du Jia(天津)
今年デビューし天津で低位置確保、国奥隊でも正GKか。

22 張一諾 Zhang Yinuo(申鑫)
降格したとはいえ申鑫で主力として21試合出場し、新人王候補にノミネート。

23 叶尔杰提 Yeerjieti Yeerzati(Gondomar=ポルトガル)
ポルトガル下部でプレーするウイグル族。

DF
5 石柯 Shi Ke(上港) 杭州時代に岡田武史が発掘し、今季上港で低位置確保した不動のCB。2013東アジア選手権でA代表デビュー

6 王彤 Wang Tong(山東) 国奥隊キャプテン。10代から山東でデビュー、CB起用が濃厚だが,クラブではRBや中盤でも機能しACLでも得点。2015東アジア選手権でA代表デビュー

3 糜昊倫 Mi Haolun(石家庄)
不動の左SB、直近の韓国戦では鮮やかなミドルを決めた。山東からレンタルの石家庄で躍進

4 金洋洋 Jin Yangyang(富力)
CBのスタメン候補。2部大連から富力加入しA代表召集されるまで成長。しかし2得点した貴州戦で中指立てて出場停止食らったのは余計。

18 趙宇豪 Zhao Yuhao(杭州)
岡田武史チルドレン、CBもSBも対応可能。中超でもコンスタントに出番を得ている。

15 陳哲超 Chen Zhechao(Torrense=ポルトガル)
1995〜年代で唯一選出の左SB.ポルトガルへレンタル中だが、古巣山東復帰が噂される。

12 張暁彬 Zhang Xiaobin(江蘇)
クラブでは中盤起用多いが、国奥隊では右SBのスタメン候補。

MF
10 廖力生 Liao Lisheng(恒大)
2014年リッピに抜擢され、2015アジアカップ出場まだ飛躍。しかし今年は怪我で前半を棒に振りクラブではノーインパクト。国奥隊では中盤の要を担う。

11 呉興涵 Wu Xinghan(山東)
10代で当時監督のテンカテに「世界トップクラスの選手になれる」と評価されたウイングも、クラブでは外人の影に隠れ左SBの控え。今オフにドイツ・ビーレフェルトのトライアルも契約にいたらず、今大会で活躍しスカウトの目を引きたい。

21 劉彬彬 Lin Binbin(山東)
2015アジアカップ出場、山東でレギュラー努めるウイング。当然国奥隊でも不動の存在。最近代表から遠ざかっているが、代表の未来を担うと期待されている。

8 郭皓 Guo Hao(天津)
天津で頭角現したボランチ、ダリオ・コンカを負傷させ出場停止食らった前科あり。

13 王秋明 Wang Qiuming(天津)
169cmと小柄な攻撃的MF、ウイングも対応し今季中超で3得点

19 常飛亜 Chang Feiya(富力)
エリクソン、コントラ、ストイコビッチの薫陶受ける右ウイング。今年1得点と得点力に不満。

14 馮剛 Feng Gang(杭州) 
1993〜世代立ち上げから中軸を勤めるセンターハーフ。杭州でもレギュラー確保しているが
今年は怪我のため出場危ぶまれた。

17 謝鹏飛 Xie Pengfei(杭州)
岡田武史チルドレン、本職は2列目だがFW不足のため国奥隊ではCF起用も多い。

7 徐新 Xu Xin (恒大)
チームの司令塔だがCBも対応。長年アトレティコマドリーの下部でプレーし、極東遠征ではトップチームで出場。今季もBチームで得点あげていたが、年末に李源一と共に恒大移籍発表。

20 李源一 Li Yuanyi(Leixoes=ポルトガル)
2012年ポルトガルへ渡り、ボアビスタ、レイショエスなど同国1部(2部相当)で奮闘。先日徐新と共に恒大へ加入。元々FW・右WGだったが、最近はセンターハーフ起用も増えた。

2 楊阔 Yang Kuo(河南)
山東ユース出身のボランチ、出場機会求めた河南で出番を得た。

FW
9 張玉寧 Zhang Yuning(Vitesse=オランダ)
1997年生まれで次の東京五輪世代ながら、強靭なフィジカル生かし今年オランダへ。フィテッセのBチームで修行中。U19代表でキャプテン。

16 楊超声 Yang Chaosheng(遼寧)
恒大では出番少なく、2年連続レンタルされた遼寧で出番を得て活躍。2年前の大会でCFだったがクラブではサイドMFが多い。

予想スタメン
ーーーーーー張玉寧(謝鵬飛)ーーー
劉彬彬ーーーーーーーーー呉興涵(常飛亜)
ーーーー廖力生ーー李源一(馮剛)ーー
ーーーーーーー徐新ーーーーーーーー
糜昊倫ーー石柯ー王彤(金洋洋)張暁彬
ーーーーーー杜佳ーーーーーーーーー

FW張玉寧に期待、1997年生まれで次の東京五輪世代ながら強靭なフィジカル生かし今年オランダへ移籍。
U19代表でキャプテンも務める期待のストライカーだが、反面彼以外のストライカーが枯渇している状況に危機感を感じる。外人天国の中国では1部も2部も外人FWに席巻され、若いストライカーが出番を得るのは困難だ。

グループリーグでは開催国カタール、シリア、イランの中東勢と対戦。
勝ち抜けば準々決勝で日本との対戦もあり得る。
上位3チームに与えられる五輪出場権までは厳しいが、行けるところまで頑張ってほしい。
posted by ZZ at 17:05| Comment(1) | ナショナルチーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする