2016年05月26日

2016ACL決勝T1回戦 上港、山東ともに8強進

2016ACL決勝T1回戦 
■第1戦

・FC東京(日本)2-1上海上港 水沼宏太43,65 武磊55
FC東京:
秋元陽太;徳永悠平、森重真人、吉本一謙、橋本拳人、高橋秀人、米本拓司■、羽生直剛、水沼宏太(79分田邉草民)、前田遼一、東慶悟■(62分阿部拓馬)
上海上港:
1顔駿凌;4王燊超、14KimJuyoung、23傅歓、27石柯、6蔡慧康、21于海■,10Conca、11呂文君、7武磊■、9Elkeson■

優勝候補オッズ筆頭の上海上港は水沼の2発に沈む。前半ロスタイム、PA外至近距離からのFK、後半の決勝点共に相手を褒めざるをえない失点。しかし武磊のアウェイゴールが大きく、第2戦に向けチャンスはほぼ互角か。
ガーナ代表ギャンとキャプテン孫祥の負傷欠場が惜しまれる。

・山東魯能1-1シドニーFC(豪州)Tardelli57 Carney15
山東は開始早々のPKをモンテイージョが痛恨の失敗、直後に失点するという。後半タルデッリが決めたがホームでアウェイゴール許してのドローは痛恨。

山東魯能:25王大雷;2趙明剣、4Gil、35戴琳、16鄭錚、15李微(75分22蒿俊閔)、6Jucilei、11劉彬彬、10Montillo(73分8王永珀)、17呉興涵(73分39楊旭)、9Tardelli
SydneyFC:1Janjetovic;23Grant■、4Anderson、5Jurman,16Woodcock、13O’Neil、8Dimitrievic、24Blackwood(68分11Naumoff)、17Carney■(84分7Hoole)、10Ninkovic、Simon(74分Smeltz)

■第2戦
・上海上港1-0FC東京 武磊91 (2戦合計2-2,アウェイゴール1-0)
上港は終始圧倒するも、FC東京GK秋元らの堅守をなかなか崩せず。しかしロスタイムにエウケソンのシュートのこぼれ球をエース武磊が詰めて劇的勝利!武磊は今大会予備予選含め6点目。上海上港は初出場でベスト8、これは広州恒大以来。というか2009年に現行制度になって以降中国勢2チーム目のベスト8進出となった。
ただこの試合も交代は終了間際の一人のみで、優勝目指すには選手層と云う課題がある。

上海上港:1顔駿凌;4王燊超、14KimJuyoung、23傅歓、27石柯、6蔡慧康、21于海,10Conca、11呂文君(85,12李浩文)、7武磊、9Elkeson
FC東京:47秋元陽太;2徳永悠平、3森重真人、29吉本一謙、37橋本拳人、4高橋秀人■、7米本拓司、22羽生直剛(85分5丸山祐市)、水沼宏太(65分44阿部拓馬)、20前田遼一、38東慶悟(80分17河野広貴)

・シドニーFC2-2山東魯能 O’Neil2Grant46 Montillo11蒿俊閔89 (2戦合計3-3,アウェイゴール2-1)
山東は2005年以来のベスト8進出。勝ち越された後、楊旭が倒され相手DF退場&PK獲得もタルデッリが失敗。しかし終了間際に蒿俊閔のミドルで勝ち上がり。上港同様、最後の最後のゴールで勝ち残った。
CBジウが代表招集(コパアメリカ)、第1戦含め2度のPK失敗にも関わらず勝ち抜き、これを機にアジアで弱い「惨案隊」から脱してほしい

悉尼FC:1-Janjetovic;23-Grant、4-Anderson、5-Jurman、16-Woodcock;13-O’Neil、8-Dimitryjevic;24-Bladwood(87分11-Noumoff)、10-Ninkovic、17-Carney;18-Simon(65分9-Smeltz)
山东鲁能:25-王大雷;16-郑铮、14-王彤、35-戴琳、2-赵明剑;4-Jucilei、15-李微(79分22-蒿俊闵);17-吴兴涵(70分19-杨旭)、10-Montillo、11-刘彬彬(67分8-王永珀); 9-Tardelli

■上港、山東、ともに終了間際にひっくり返して2チームともベスト8と最高の結果。ベスト8に2チーム残るのは2005年の山東、深圳以来だが、2009年以降の現行制度では初めて。

ただ優勝を狙うまでは両チーム課題や不安がある。
上港はスタメンの質は優勝候補だが、致命的に選手層が薄い。コンカ、エウケソン、武磊ら代役不在の選手はコンディション的にギリギリで踏ん張っている。ローテーション要員に計算できる中国人選手獲得or既存若手の成長が必須。
また怪我がちのアサモア・ギャンの処遇もどうするか。夏の移籍市場で外人入替の噂もある
山東は勝ち抜いたとはいえ、「勝利」はしていない。国内リーグでもしばらく勝利から遠ざかっている。この勝ち上がりでメネゼス監督の解任まだ無さそうだが、恒大に匹敵する選手層を揃えており国内リーグでの復調が待たれる。また伝統的にKリーグ勢に弱く、2年連続GLでホームでKリーグ勢に1-4食らっており「恐韓症」が不安

8/23からの準々決勝では全北orFCソウルのKリーグ勢と対戦。W杯予選を挟み「韓中対決」期間となる。
Jが全チーム敗退したのは残念だが、次も楽しみ!
posted by ZZ at 01:28| Comment(4) | 中超リーグ・ACL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月22日

【足協杯】襲撃事件 武汉宏兴に厳罰

2016年5月11日、中国足協杯(FA杯に相当)で江蘇蘇寧はアウェイでアマチュアクラブの武汉宏兴(武漢宏興)と対戦、一部主力や外人を欠いて苦戦したがロスタイムにFW戈伟が得点し1-0で辛勝した。

問題は試合後、腹を立てた武汉宏兴の選手たちが江蘇選手団を襲撃し、
キャプテン吴曦は蹴られ、谢鹏飞,戈伟は負傷、ユニフォーム破られた選手もいた
傷跡.jpgウハN.jpgウハンN.jpgwuhanngif.gifWUXIBEITI.jpg

また観客席にいた江蘇スタッフが襲撃された動画もアップされた。
観客席.jpg

欠場した豪州代表DFセインズベリ(Sainsbury)は「恐ろしいものを見た、試合に出なくてよかった」とSNSに投稿。
ラミレス、ティシェイラ、ジョーら爆買いで今冬世界一金使ったチームということもあり、国内外で大きく報道された。

http://sports.sina.com.cn/china/cfacup/2016-05-20/doc-ifxsktkr5826709.shtml ニュース動画

5月17日、中国サッカー協会は処分を発表。以下が主な内容

・武汉宏兴のライセンス取消(2年間)
・罰金20万人民元(約380万円)
・試合は0-3で敗戦扱い
・関与した選手8名を永久追放処分

武漢処罰文書.jpg武漢、個人の処分.jpg

背景としては終了間際に失点した怒りと、得点後江蘇側の挑発行為があったという説があるが、いずれにせよ言語道断。
武汉宏兴はこの大会で2部の武汉卓尔を3年連続(!)で破っている。中国全土のアマチュア大会優勝しており実力あるチームに違いないが、「黒社会」との関わりを疑われている。武汉卓尔は毎年大幅にメンバー落としており、黒社会を恐れて・・という説もある。

調べるうちに暴力沙汰だけでなく、「替え玉」疑惑も発覚。というか選手も認めておりクロ
非常に闇が深いチームであることが判明した。

↓リンク・多くの選手が登録写真と本人写真で似ていない。
http://sports.ifeng.com/a/20160513/48766003_0.shtml


近年のバブル、代表の最終予選進出と明るい話題が続いていた中で、非常に残念なニュース。
武汉宏兴だけ、、、ということはないだろう。
徹底的に撲滅してほしい。でないと中国サッカーの発展はない

江蘇蘇寧はACLではFC東京に勝ち点劣らずGL敗退も、国内リーグでは2位につけている。
この事件が彼らの今後に影響しないことを祈る
posted by ZZ at 20:40| Comment(3) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月10日

2016ACLグループリーグ 国別成績分析

さてACLグループリーグを終え、このタイミングで国ごとの成績を分析してみました。
クラブ単位でなく、国・リーグ単位で捉えてみたいと思ったのがきっかけ

■データ
対象国はACLグループステージの11カ国
項目は上から、出場チーム数・合計勝ち点・チーム平均勝点・合計得点・チーム平均得点・通過チーム数・通過率・平均順位・外人得点率
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Saudi Iran Qatar UAE Uzbek Thai Vietnam China Korea Japan Australia
Teams 4 3 2 3 4 1 1 4 4 4 2
Pts 34 29 19 20 28 1 4 40 37 30 19
Av.Pts 8.5 9.7 9.5 6.7 7.0 1.0 4.0 10.0 9.3 7.5 9.5
Goals 32 24 13 15 25 1 6 33 39 27 11
Av.Goals 8 8 6.5 5 6.25 1 6 8.25 9.75 6.75 5.5
Qualified 1 2 2 2 1 0 0 2 2 2 2
Percentage 25% 67% 100% 67% 25% 0% 0% 50% 50% 50% 100%
Av.Ranking 2.75 2 1.5 2.666666667 3 4 4 2.25 2.25 2.75 1.5
Foreigner 33% 43% 62% 54% 23% 100% 17% 58% 41% 20% 46%

■箇条書き

中国が総勝ち点、平均勝ち点、平均得点1位。稼ぎ頭広州恒大敗退にも関わらず。
続いて2チームとも通過したカタールオーストラリア、2/3チーム首位通過のイランが好調。一方日本、サウジ、ウズベクは低調。

合計得点1位は韓国、アドリアーノが爆発し17得点のFCソウル(もちろん32チーム中1位)がデカイ。
東南アジアは1チーム参加ということもある低い数字。ビンドゥオンは全北に勝つなど健闘も、常連ブリーラムの惨敗が痛い。

通過率について、前述の通り2チームとも通過したオーストラリア、カタールは光る。一方近年安定していたサウジ、ウズベクは1/4と低調

■外人比率
1得点のみのタイは特殊として、中国・カタールといった金満リーグはやはり外人比率が高い
逆に日本、ウズベク、ベトナムは外人少なめなのが反映されたか。ロコモティフ・タシケントとゾブアハンは全得点自国選手で首位通過してるのは立派。

ブリーラム以外ではアルナスル(UAE)とセパハン(イラン)が外人得点率100%,東地区ではソウル、山東が7割超え

■結論
景気とか外国人枠とか、国それぞれの事情はありますが「優良外人が来ないから結果が出ない」とは言えないかなと
イラン、ウズベクなどは外人少なめでも結果残すチームは残す。何より外人が実質ズラタン1人(イリッチは出番ほとんどない)浦和レッズが通過している点。
もちろん中国・カタールといった国にとって強力外人の貢献は否定できないけど、それが全てではないということ。その理屈で言えばジャクソン・マルティネスとった広州恒大や、今冬世界一金使った江蘇蘇寧は敗退しないわけで
逆に浦和やFC東京、全北が恒大や江蘇に勝てる点が「外人が全てじゃない」証拠に思います

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posted by ZZ at 23:25| Comment(0) | 中超リーグ・ACL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする