2016年06月24日

W杯予選の歴史

W杯最終予選を控え、中国のW杯予選の敗退の歴史を纏めてみました

■1957スウェーデン大会予選
(A)0-2●インドネシア
(H)4-3○インドネシア
プレーオフ(N)0-0△インドネシア *引分のため得失点差で敗退

初参加。インドネシアとH&A2戦し1勝1敗、当時は得失点差関係なくプレーオフに。
ミャンマーで行われたプレーオフは引分、得失点差のため敗退となった。


■1962~1978 *諸事情により不参加
文化大革命など動乱、東西冷戦などなどにより不参加。

■1981-82スペイン大会予選 プレーオフの末敗退
予備戦(A)1-0○香港
東地区予選(N)1-0○日本 (N)3-0○マカオ
東地区準決勝(A)0-0(PK5-4)○香港
東地区決勝(N)4-2○北朝鮮

24年ぶり参加、当時は参加国少なくアジア&オセアニア合同で実施。
*因みに、諸事情で中華台北はこの大会オセアニア側で出場している。中国のAFC加入の条件としてOFCに追いやられたようで、まあ諸事情です。

まず東アジアで予選を行い、日本、北朝鮮を破り最終予選へ。因みにW杯予選の日中戦は今のところこの1試合のみ、よって中国1勝0敗というw
(常勝韓国はなぜか西側の組に入れられクウェートに敗退)

最終予選
(H)0-0△ニュージーランド (A)0-1●ニュージーランド
(H)3-0○クウェート (N)4-2○サウジアラビア
(N)2-0○サウジアラビア (A)0-1●クウェート
プレーオフ(N)1-2ニュージーランド

H&Aとはいえ、同じ相手と連続対戦だったり、サウジ戦だけ中立地(マレーシア開催)など今見ると杜撰なところも。かつ中国が全日程終了した時点で、ニュージーランドは2試合を残していた。
で、最終戦ニュージーランドがアウェイでサウジアラビアに5点差で勝たなければ中国が出場権獲得、という状況に。一説によると中国選手団はスペイン行きの準備をしていたと言われるが
案の定ニュージーランドが5-0で勝ってしまい、勝ち点、得失点差並んでプレーオフへ。
(Wiki見ると前半で0−5になってたし、サウジは敗退決定してたし、今の規則だと得点数・直接対決ともに劣っていたためプレーオフなっただけで儲けた気になるが。)

年明け1982年1月、本大会組合せ抽選後にシンガポールで開催された大一番は後にジェフ市原やドイツで活躍するルーファーらに決められ1−2で敗戦。
まあ長いブランク経た復帰戦として健闘だろうが、後を振り返るとここで勝っていれば・・とも思う。


■1986メキシコ大会予選 "5.19事件"
予備戦
(A)0-0○香港 (A)4-0○マカオ (N)8-0○ブルネイ (N)4-0○ブルネイ (H)6-0○マカオ (H)1-2●香港

1984年アジアカップ初参加で準優勝、1985年ムルデカ杯では翌年W杯優勝するアルゼンチンに1-0で勝利。元ガンバ大阪の賈秀全らを擁し、前回後一歩で逃したW杯出場は本格的に狙える位置にあった。
この大会、アジア予選は東西別。中国は日韓朝の前にまず近所の格下相手の予備戦を抜けて、、とこの予備選でつまずいて敗退
後年節目節目に登場する香港、アウェーで分けたとはいえ、ホームで圧倒しながら数少ないチャンスをやられまさかの敗戦。
北京の8万人の観衆の失望は怒りに変わり、選手襲撃、設備破壊、選手のバスをひっくり返すなど暴徒化した。"5.19事件"である。

中国に勝った香港は、続く準決勝ラウンドで日本に敗退、そして木村和司氏のFKで有名な日韓戦に至るが、その前に北京でこんなこともあったんだなと思い出して頂ければw


■1989イタリア大会予選 "黒色3分鐘"
予備選
(H)2-0○バングラデシュ (A)3-0○タイ (A)2-0○バングラデシュ (H)2-0○イラン (A)2-3●イラン (H)2-0○タイ
また方式変わり東西ごっちゃまぜの予備選。ここで強敵イランと1勝1敗、得失点差で上回り最終予選へ。

最終予選@シンガポール
(N)2-1○サウジアラビア
(N)1-2●UAE
(N)0-1●韓国
(N)1-0○北朝鮮
(N)1-2●カタール

6チームによる集中開催(ドーハの悲劇時と同じ)最終的に4位で出場権逃した(2位まで出場権)内訳が問題。
結果的に2位で滑り込んだUAEとの2戦目は1-0でリードしながら、残り3分で2失点し1-2で逆転負け
最終カタール戦も、馬林(現遼寧監督)が先制点決め1-0から、また残り3分で2失点し1-2で逆転負け。
結果論だが、2戦どちらか守りきってればorUAE戦だけ引分に留まってれば出場権獲得だった。
この"黒色3分鐘(黒い3分間)"はすっかり慣用句になっている。
正直ドーハの悲劇より凄いんじゃないかな。単純に×2試合&×2点だからね

嘘みたいだがホント↓
https://en.wikipedia.org/wiki/1990_FIFA_World_Cup_qualification_%E2%80%93_AFC_Final_Round


■1993アメリカ大会予選 2次予選敗退
予備選
(N)5-0○パキスタン (A)3-0○ヨルダン (N)0-1●イエメン (N)0-1●イラク
(H)3-0○パキスタン (H)4-1○ヨルダン (H)1-0○イエメン (H)2-1○イラク
史上初の外国人監督であるKlaus Schlappner(ドイツ)を擁したが、前半戦はヨルダン、後半は中国・成都での2拠点開催された予備選で敗退。前半でイエメン、イラクに敗れたのが響いた。
このイラクが最終予選に勝ちあがり、結果的に”ドーハの悲劇”に至る。


■1997フランス大会予選 最終予選で健闘も敗退
予備選
(A)4-1○トルクメニスタン (A)1-0○タジキスタン (A)3-1○ベトナム
(H)1-0○トルクメニスタン (H)0-0△タジキスタン (H)4-0○ベトナム
初めて全試合本格的H&A開催に(グループによっては中立地もあったが)、予備選は目立った強敵も無く通過。

最終予選
(H)2-4●イラン (A)1-1△カタール (H)1-0○サウジ (A)2-1○クウェート (A)1-4●イラン (H)2-3●カタール (A)1-1サウジ (H)1-0○クウェート

緒戦ホームで2-0からイランに逆転食らう最悪のスタート、そこからサウジ、クウェートに連勝するなど立ち直るも、イランにアウェイ&ホームでカタールに連敗。グループ3位で勝ち点差1でイランに及ばず。
そのイランがジョホールバルで日本とプレーオフを戦った。その影にry
前々回"黒い三分間"に続きカタールにやられ、徐々にカタールにの登場率があがる
首位通過のサウジアラビアとは1勝1分、W杯予選通算3勝1分と意外に分がいい。


■2002日韓大会予選 いろいろ恵まれて悲願の初出場
予備選
(H)10-1○モルディブ (A)1-0○モルディブ (A)4-0○カンボジア (H)5-1○インドネシア (H)3-1○カンボジア (A)2-0○インドネシア
最終予選
(H)3-0○UAE (A)2-0○オマーン (A)1-1△カタール (H)2-0○ウズベキスタン (A)1-0○UAE (H)1-0○オマーン (H)3-0○オマーン (A)0-1●ウズベキスタン

ボラ・ミルティノビッチの元、悲願の初出場。開催国の日韓不在&強敵サウジ・イランが別組になった・・幸運はあったが、今思えばこのグループを2試合残して首位通過できたのは立派。
思い返しても、この機会逃してなくて良かったと思いつつ、この後の低迷期の原因がどこかにあったのかなと。

■2002日韓W杯(ボーナスステージ
(N)0-2●コスタリカ (N)0-4●ブラジル (N)0-3●トルコ
「コスタリカに勝ってトルコに引分て・・」なんて皮算用をしていたのが懐かしい。
今となっては良い思い出だが、悔やまれるのは孫継海の負傷(緒戦前半で交代し残り欠場)、あと1点くらい取りたかったなと

でも当時は出れただけで幸せで「またすぐ2回目来るだろう」と将来を楽観視してましたよ。ええ・・


■2004ドイツ大会予選 1点に泣き敗退
(H)1-0○クウェート (A)1-0○香港 (H)○4-0マレーシア (A)1-0マレーシア (A)0-1●クウェート (H)7-0○香港

最終戦、クウェートとのデッドヒート(?)は知る人も多かろうが
香港に7-0で勝利したが、クウェートも6−1で勝利。結果得失点差、直接対決で並び、得点数で及ばず敗退。最終予選進出ならず。
香港戦で鄭智がPK失敗してなければ、と言われるが結果論(だったらクウェートはもう1点取ってただろう)
マレーシア、香港アウェーで1点しかとれず、クウェートとの直接対決で決められなかったのを悔やむべきか。

■2008南アフリカ大会予選 3次予選最下位で敗退
2次予選
(H)7-0○ミャンマー(A)○4-0ミャンマー
3次予選
(A)1-1△イラク (H)0-0△豪州 (A)0-0カタール
(H)0-1●カタール (H)1-2●イラク (A)1-0○豪州

この辺から記憶も鮮明に、リアルタイムで追ってたので思うところも多く手短に
新参の豪州&アジア王者イラク&因縁?カタールと同組と、組合せは最悪。しかし前半戦は3分と上々、ホーム昆明での豪州戦終了間際のPK失敗が悔やまれるが。しかし後半戦ホームに帰ってから連敗して終了。何があったのか?

・元々代表監督はペトロビッチ(Vladimir Petrović)、前半戦は彼が指揮して健闘
・この年の夏に控えた北京五輪を過度に重視する協会は、五輪代表監督ドゥイコビッチ(Ratomir Dujković)をA代表に入閣させ、2頭体制に。北京五輪世代の積極登用を進める目的もあり、力関係はA代表監督<<五輪代表監督のドゥイコビッチという異常事態。気づけばペトロビッチは実権を失い、また好き嫌い激しいドゥイコビッチは孫継海ら気性の荒い主力と対立
・結果2頭体制になってからの後半戦で崩壊し、ペトロビッチ&ドゥイコビッチともに更迭。後者にいたっては五輪代表監督も更迭、開催国とはいえ大会直前に内輪もめで監督更迭したチームの結果は推して図るべし。唯一ラフプレーだけが印象に残った


■2011~12ブラジル大会予選 恵まれた組合せにも関わらず敗退
2次予選
(H)7-2○ラオス (A)6-1○ラオス
3次予選
(H)2-1○シンガポール (A)1-2●ヨルダン (H)0-1●イラク (A)0-1●イラク (A)4-0○シンガポール (H)3-1○ヨルダン

2大会連続最終予選行ってないのになぜか第1シードで、比較的恵まれたグループにも関わらず勝負弱さを遺憾なく発揮し敗退。過去1度も負けたことが無かったヨルダンにコケ、イラクとの大一番では2戦とも0-1と3連敗、本大会の3年前にして終了してしまった。
〜〜
2011当時高洪波率いていた代表は、多くの若手起用して、韓国・フランスに勝利するなど希望を抱かせていた。が、3次予選開幕直前に解任。諸説あるが、2次予選ラオス戦の出来に不安はあった。緒戦はホームで前半終了間際までラオスに0-2で負けていた。その後頑張って結果的に大勝しているが、これが協会の怒りをかったか?

そして協会が連れてきたのはスペイン人のカマーチョ(José Antonio Camacho)、スペイン代表、レアルマドリードなど率いた「闘将」(脇汗) 

折りしも不動産バブルが始まり、潤沢な資金力(持つスポンサー)を得た協会が大物外人監督に白羽の矢を立てたが、結果的には。。
高洪波が排除したベテランを復帰させる→当時33歳李偉鋒は最初2試合で相手に2アシストと戦犯に
広州恒大所属選手、ベテラン中心に固執し、戦術皆無。W杯予選敗退後も迷走続け、ホームでタイ2軍に1-5で負けてついに解任。贔屓目に見ても何も残らなかった、いや唯一残ったのは高額な違約金か。
中国での失敗だけで監督としてのカマーチョを否定する訳にはいかないが、380万ユーロと高洪波の20倍以上の高額報酬によるコスパも鑑みて、歴代最悪といわれても仕方ない。


■2015〜ロシア大会予選(継続中)
3次予選
(A)6-0○ブータン (H)0-0△香港 (H)3-0○モルディブ (A)0-1●カタール (H)12-0○ブータン (A)0-0△香港 (H)4-0○モルディブ (H)2-0○カタール

相変わらずなぜか第1シードで、恵まれた組合せに見えたが、
出ました曲者、香港&カタール。カタールにアウェイで敗戦はまだしも、香港に2戦連続0-0で勝ち点2しか得られなかったのは致命的かに見えた。しかし他組の北朝鮮がコけたおかげで、2位チーム中4位に入り、日韓大会以来4大会ぶりの最終予選進出。 あーほんとに良かった(冷や汗

6戦目までの監督はフランス人のアラン・ペラン(Alan Perrin)直前のアジアカップでGL3連勝で決勝T導いたが、第7戦を前に解任。結果もそうだが消極的采配、選手選考が批判されていた。後任は高洪波、暫定監督として残る2戦を指揮し連勝&最終予選進出と最高の結果残した、個人としても直前で解任された前回大会のリベンジとなった。
2011年の件もあり、高洪波(自国監督)で勝ったことがより会心。


総括として
・80年代の3大会でチャンスをものにしたかった
・勝負弱さ、負の歴史、、、
・日韓と対戦少ない(各1戦ずつ)
・というか近年は日韓と当たる以前に敗退orz
・なぜかサウジアラビア(3勝1敗)、豪州(1勝1分)に勝ち越し


というわけで来る最終予選で韓国と対戦できるのは非常に楽しみ。(個人的には日本が良かったが)
日韓大会以来の出場権獲得・・とまでは行かないが、2002以降続いていた負の連鎖を断ち切れればいいなと

posted by ZZ at 18:35| Comment(0) | ナショナルチーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月09日

トリニダード・トバゴ&カザフスタン戦

2016/6/3@秦皇島
中国4-2トリニダード・トバゴ 姜寧2張玉寧31,64胡人天88  Willts.Plaza67J.Williams86
中国队:GK:1-曾诚(12-颜骏凌68分)DF:7-丁海峰、2-张琳芃、15-冯潇霆(c)、21-赵明剑(22-张呈栋 45分);MF:16-于汉超、20-黄博文(24-蒿俊闵 68分)、4-姜宁(5-杨旭89分)、13-于海(6-吴曦 45分)、3-郜林(10-胡人天 45分);FW:17-张玉宁
Trinidad&Tobago:22-AdrianFoncette→45分21-GlenroySamuel;2-DavidAubrey(Saprissa=コスタリカ)、3-MarshallYohanse→45分4-EttienneAndre、6-AbuBakar(Koge=デンマーク)、9-Josef Marcus→57’11-WilltsPlaza(Alianza=エルサルバドル)、10-Shahdon→45分7-HecorHoughton、12-DaSilvaSean→86分20-LewisMakesi、14-BoucaudAndre(Dagenham & Redbridge=
イングランド),15-AlvinJones45分→5-DanielCyrus、17-NathanLewis、23-JomalWilliams

北中米カリブの強豪だが、エースKwayeneJonesらスタメン級8名不在でベストと程遠く、守備は香港・モルディブレベルで物足りなかった。しかし初代表初スタメンの1997生まれ19歳張玉寧(フィテッセ)が2ゴール1アシスト。同じく初代表の胡人天(天津)も得点。地元河北華夏幸福所属の姜寧が先制点&丁海峰はスタメンで代表デビューと万々歳のフレンドリーマッチに
ただ後半の2失点は余計、いずれも相手をどフリーにしていた。韓国・イランとの連戦で改善されてることを期待。

前回トリニダード・トバゴと対戦したのは2001年8月に3−0。この試合で1976生まれの張玉寧が決めた。そして今日の1997生まれの張玉寧が決めたのは奇遇か


2016/6/7@大連
中国0-1カザフスタン
中国队出场阵容:23-王大雷;3-张琳芃、25-冯潇霆、10-任航;11-李学鹏、17-赵明剑、13-吴曦(46’24-黄博文)、26-蒿俊闵、16-荣昊(83’20-姜宁);18-杨旭(46’15-张玉宁)、7-武磊(69’19-于汉超)

19年ぶりに大連での代表戦、高洪波は3-5-2で本来サイドバックの栄昊をボランチ起用するなど大胆なローテーションも、67分にDF陣の裏をつかれ0−1で再就任後初黒星。
偵察対策に CB任航が10番など大幅に背番号入れ替えたりしたが意味あるのかな?

最大の収穫は19歳張玉寧。今後10年を担える、かつ即戦力のCFは中国にとっての希望
馮瀟霆,張琳芃の両CBはフル出場で、李昂,石柯といった若いCBに出番なかった。その分この二人への信頼がうかがえた
posted by ZZ at 21:39| Comment(4) | ナショナルチーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする