2017年06月23日

2017夏・爆買い抑止策A

■爆買い抑止策

・近年来全世界を席捲している爆買いに関し、中国サッカー協会はクールダウンに動いており
既報の通り今季開幕直前に「外国人選手は試合メンバー入り3人まで&U23の自国選手を最低一人先発せねばならない」決定をしたばかりだが、
この夏の移籍市場を前に新たな施策を打ち出してきた。

・営業利益赤字のクラブは、調査の上「移籍調節費用」を徴収する
*殆どのクラブが赤字のため、事実上全クラブ対象

・選手1人毎の移籍金、外国人4500万元(7.3億円)中国人2000万元(3.2億円)を制限とし、超えたクラブは「移籍調節費用」名目でペナルティ徴収
オーバーしないクラブも育成専用の銀行アカウントが必須となり定期的に協会が調査する。

目的は移籍金高騰の抑制、これは外国人選手だけでなく中国人選手も同じ。正直今の市場の状況では2000万元では代表クラスは到底買えない。
張呈棟(Zhang Chendong)が北京国安から河北華夏への移籍金は1.5億人民元(約24億円)。他の代表クラスも軒並み1億人民元近くに達する。
倹約令に近いものか


上記以外で、来期から中国協会が施策しているのは以下(現時点では正式決定ではないが、まあほぼ確定だろう)

・2018年シーズン、中超・中甲で1試合に起用するU23選手数は外国人選手数を下回ってはならない。

要はU23枠の強化であるが、以下のような抜け道?もあるため賛否両論がある。

・U23選手3名を先発させ、開始早々で外国人3人と交代する。もしくは外国人を先発させ終了間際にU23選手に替える。
まさかと思うが、実際今季多くのクラブではU23選手を前半のうちに交代、10分程度で交代する例も毎週発生しておる。上の例は本当にやりかねない。ていうか絶対やる

また反対論として、24歳以上の選手が犠牲になる点がある。
例えば2017年時点でU23の1994年生まれ選手は、2018年にはその恩恵にあずかれなくなる。せっかく1年間鍛えても・・


しかし中国ならではと思うのは、年始の外人枠削減にしても各クラブはおとなしく従っている。筆者の知る限り、クラブのオフィシャルや有名選手など誰一人抗議や疑問を投じず粛々と従っている
事前にある程度根回しをしていたのか、それとも極端なトップダウンである所以か。

いずれにせよ、性急すぎる印象のあるこうした策が未来へプラスに働くことを期待したい。

また選手と違い、監督や指導者にはまだ制限はかかっていない。
先日も江蘇蘇寧監督にファビオ・カペッロがやってきて、アシスタントにはザンブロッタ、ブロッキなどもいる。北京国安監督には前レバークーゼンのシュミットが就任した。
優秀な指導者が、チームの選手だけでなく、中国人指導者やスタッフ、クラブ全体にも良い影響を与えてくれることを期待してやまない。

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posted by ZZ at 14:57| Comment(1) | 中超リーグ・ACL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

シリアに痛恨のドロー

■親善試合 フィリピンに大勝
中国8−1フィリピン
得点:任航3,肖智26, 于漢超44,王永珀54,尹鴻博56,張稀哲67,ケ涵文72.90 Bahadoran 33

6月7日、広州の天河体育中心でフィリピンを迎え親善試合を行い8-1で快勝。

近年移民、帰化選手の増加などで急成長しW杯予選でバーレーン、北朝鮮に勝利(フィリピンが北朝鮮破ったおかげで中国は最終予選進出できた、大恩人)したフィリピン相手に
この大勝は満足すべきだろうが、1失点したシーン以外にも何度もピンチ招いた守備面の不安、また来るW杯予選で対戦するシリアが同じ日にアウェーで日本と分けたこともあり手放しでは喜びにくい。

リッピ就任後重要される尹鴻博(河北)が1ゴール3アシスト、また途中出場のケ涵文(北京人和)がサイドバックながら2ゴール1アシスト、昨年戦犯だった任航(河北)が先制点あげるなど復帰、希少な国産CFに32歳の肖智(富力)がデビュー&ゴールと
ポジティブな要素も多いが、この試合に関しては相手が相手、シリアや強敵相手に通用するかは疑問 フィリピンもパティーニョ(河南建業)ら国外組不在でベストメンバーでなく、コンディションも悪く本来の力ではなかったようだが。

個人的には王燊超(上港)の代表デビューが嬉しい。上港の生え抜きでキャプテン、今日はCBとしてフル出場したがクラブでは両SB,中盤までこなすマルチロール。守備が怪しいという評判もあるが経験値や攻撃面は魅力で、今まで各年代の代表歴なかったのが以外。守備陣の貴重な戦力になればいいかと

中国(4-3-3):23-王大雷;4-姜至鵬、2-任航、3-王燊超、13-趙明剣(46’21-ケ涵文);11-蒿俊閔(C)(64’10-張稀哲)、16-黄博文(46’15-呉曦)、8-尹鴻博;20-于漢超(46’7-武磊)、22-肖智(46’9-張玉寧)、14-王永珀(56’18-郜林)。
Philipines:16-Deyto;2-Munoz(46’22-Kenshiro Daniels)、5-Mike Ott(62’18-Hikaru Minegishi)、6-Woodland、7-Ramsauy、8-Manuel Ott、9-Bahadoran、10-Philip Younghusband (C)(62’17-Arboleda)、11-Daisuke Sato(32’19-Christiaens)、12-Aguinaldo(46’4-Tacusalme)、23-James Younghusband(22’14-Ingr


■最終予選 シリアに痛恨のドロー
シリア2−2中国
得点:Al Mawas12PK,Al Salih93 郜林68呉曦75
6月13日、アジア最終予選アウェイのシリア戦。アウェイといってもシリアの政情不安により中立地マレーシア・マラッカ開催のため華僑が多い土地柄もあり
準ホームのようなもの。中国にとっては勝ち点3必須の一戦。

リッピはスタメンに代表2試合目の王燊超、3試合目のケ涵文を大胆起用、一方でCFには代表で長らく結果が出せずとくに公式戦に限れば8年間得点がない郜林を起用したのは意外。
鄭智が不在のためキャプテンは馮瀟霆

前半に曾誠がPA内で相手を倒し、PKを与え先制許すが、終始主導権を握ると後半CKから張琳芃が倒されPKを獲得すると、郜林決め同点。リッピは早い段階で肖智と姜至鵬を投入すると、姜至鵬のクロス⇒肖智の落とし⇒-呉曦が決めて逆転に成功する。
そのまま逃げ切りたいところだったが、ロスタイムにPA外で蒿俊閔のファイルとられてFK与えると、シリア主将のサリヒ(河南建業所属)に見事なFK決められ土壇場で痛恨の失点。2−2のドロー

1-曾誠;3-王燊超、6-馮瀟霆(C)、5-張琳芃、21-ケ涵文(65分4-姜至鵬);16-黄博文(83分11-蒿俊閔)、15-呉曦、10-張稀哲(56分22-肖智);7-武磊、18-郜林、20-于漢超
SYRIA:1-Alma;2-Salih、3-Ajan、5-Omar Midani、6-Jenyat;9-Al-Mawas、12-Fahd Yousef(80分11-Kalfa)、14-Haj Mohamed、18-Zaher Midani;20-Mobayed(63分21-Nakdali)19-Mardikian

カタールが勝ったため、中国は5位⇒最下位に転落した。しかし残り2試合で全勝&シリアが1勝もできない&ウズベキスタンがイラン(アウェイ)で敗れれば3位でプレーオフの可能性がある。
限りなく薄い可能性だが、過去3大会最終予選にも進めず、今大会も2次予選で香港と分けて絶望的状況だった点を鑑みて、残り2試合でまだ可能性がある。これだけで嬉しい

元々本気でW杯出場できるとは思っていなかったが、ここまで来たら惜しくなるのと、もっとリッピのチームを見たい。
今大会を逃したとしても、2019アジアカップ、そして願わくば次回大会予選までリッピの代表を見続けたい。

兎に角次は8/31武漢でウズベキスタン戦、全力を傾けるしかない。

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posted by ZZ at 15:22| Comment(3) | ナショナルチーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする