2018年02月08日

2018ACL中超出場チーム紹介 広州恒大・上海申花

2018ACL 中超チーム紹介

■広州恒大淘宝 Guangzhou Evergrande Taobao(リーグ戦1位)

・概要
もはや説明不要と思うが、広州の中堅クラブの運命が2010年の恒大グループによる買収で変わった。前年の八百長疑惑で降格していたが、即昇格後2011年から6連覇を達成。ACL優勝2回&CWCベスト4も2回。資金力で監督、選手ともに買漁ることでも名を挙げた。一方個人的には中国プロサッカーをマネーゲーム化させ、移籍金、ボーナス、年俸など高騰させたのは恒大の功罪と思う。
2015年より恒大に加えアリババグループも出資、中国のクラブの先駆けとして株式市場上場を果たした。

・ACL戦績
2012年から7年連続7回目、優勝2回。昨年は鹿島を下しベスト8も上海上港との同国対決に敗れた。アジア制覇以外の目標などあり得ない。

・移籍市場
昨夏に去ったパウリーニョの穴を埋める中盤に天津泰達からセルビア代表グデリを獲得。報じられたナインゴラン、ビダル、ベイル、オーバメヤンらと比べネームバリューは劣るが、中国での実績と協会による贅沢税を考慮したものか。
半年契約だったムリキの放出(→2部梅県鉄漢)は想定内。昨年まるまるリハビリに費やしたジャクソン・マルティネスはほぼ戦力外。
一方でU23枠に備え有望株を3名獲得。DFケ涵文(Deng Hanwen)は昨年2部所属ながらリッピに抜擢されアジア最終予選にも出場。FW楊立瑜(Yang Liyu)はU21世代ながら東アジア選手権で代表デビュー。MF唐詩(Tan Shi)はブラジル、ポルトガルでプレーし昨年は北京国安でプレーした。


・外国人選手
FW Ricardo Goulart(元ブラジル代表)
2014年ブラジル全国選手権MVP、2015年リーグMVP&得点ランク2位、ACL得点王&MVP。2016年リーグ得点王&2年連続MVP。派手さはないが、正確無比な技術、高い決定力で実力示す。負傷離脱や出場停止もほとんどない。
代表入り目指し母国帰還が噂されたが破談、それがモチベーションに影響していないことを祈る。
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FW Alan(ブラジル)
レッドブル・ザルツブルグ時代の14/15EL得点王、加入1年目を怪我で棒に振ったが2016年から本領発揮。CFだけでなくウイング的起用も多く、利他性もある。
ただ最近CFとしては郜林、ウイングとしては于漢超のが重宝され、評価怪しい印象。
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DF Kim Yonggwon [金英権](韓国代表)
2012年から在籍し韓国代表キャプテンも務める重鎮だが、昨季前半は怪我で棒に振り
今季国内リーグでは外人枠削減もあって出番減少が予想され、W杯後にも退団の可能性がある。広州で子供も生まれ、この地の生活に満足もしてるようだが、もっとレベルのお高い舞台に行く資格は充分あると思う。
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MF Nemanja Gudelj(セルビア代表)
天津泰達から2年契約で獲得。恒大にとって初めて国内クラブからの外国人選手獲得事例に。
オランダでプレーし昨年アヤックスから中国行き。セルビア代表でもレギュラー務めるプレーメーカー
パウリーニョの後釜に期待されている。
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・監督 Fabio Cannavaro(イタリア)
国内リーグ首位&ACL8強進出にも関わらずスコラ―リ招聘のため途中退任した2015年以来の復帰、2016年から天津権健を率い2部昇格&ACL初出場&リーグ最優秀監督の勲章引っ提げての帰還。実績もさることながら積極的な若手登用も評価され、恒大では若手化、本土化も期待される。
監督としての手腕に加え、その立ち振る舞い、現役時代の名声も相まって選手・ファン共に大歓迎の帰還。
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・注目選手
MF 鄭智(Zheng Zhi)
恒大&中国代表両方でキャプテン&10番背負う大黒柱。かつてチャールトン、セルティックでプレイし2013年AFC年間最優秀選手に輝いたレジェンドは今年38歳を迎えるが衰える気配はない。対戦経験あるセルヒオ・エスクデロや伊藤壇も絶賛する実力者。
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・予想フォーメーション
−−−−−−郜林--------------
Alan--------Goulart---------于漢超
------鄭智--------Gudelj------------
(黄博文,廖力生,徐新)
李学鵬−KimYG--馮瀟霆--張琳芃
(張成林、邹正)----(梅方)------(ケ涵文)    
----------曽誠(劉殿座)--------------

パウリーニョ退団で大分スケールダウンした印象だが、逆に言えば特定の個人に依存せず、選手層は厚い。


■上海緑地申花 Shanghai Greenland Shenhua(カップ戦優勝、リーグ戦11位)

・概要
1951年創立の「上海市足球代表队」に始まる中国屈指の名門。1993年のプロリーグ創設以降存続し、かつホームタウンもチーム名も(ほぼ)変わっていない稀有なクラブ。デヤン・ペトコビッチ(旧ユーゴ)、ルベン・ソサ(ウルグアイ)、カルステン・ヤンカー(ドイツ)クリスチャン・ペレス(フランス)ジュニオール・バイアーノ(ブラジル)、范志毅(2001年アジア最優秀選手)ら中国内外の有名選手が在籍。下部組織も充実しており多くの代表選手を輩出。
2007年にIT成金の朱駿氏が買収すると、他の上海クラブとの吸収合併や、ドログバ&アネルカ獲得、ブラジェビッチ、ティガナ、バティスタ招聘など巷を賑わせたが、給与未払や成績低迷などで混乱を招き2013年限りで撤退。
2014年からは中国有数の不動産デベロッパーである緑地集団(Greenland)が引継ぎ、豊富な資金力を活かし名門を復活させた。
2017年は監督にグスタボ・ポジェ(Gustavo Poyet)そして世界最高給でカルロス・テべス(Carlos Tevez)を招聘したが、ACLではプレーオフでブリスベン・ロアに敗退。テべスは終始適応できず、リーグ戦は11位と低迷。呉金貴を監督代行に招聘したところカップ戦では宿敵上海上港をアウェイゴールで破り優勝した。皮肉にもポジェを解任しテべスを干して結果が出る皮肉な結果。
ホームの虹口足球場(Hongkou)は箱はそこまで大きくないが、中国で貴重なサッカー専門スタジアム。伝統あるクラブでサポーターも熱狂的。

・ACL戦績 
出場は2年連続8度目(全身のアジアクラブ選手権含む)ただし昨年はプレーオフ敗退。
2006年のベスト8が最高。以降現行制度下ではGL突破経験なし。

・監督
呉金貴(Wu Jingui)
1961年上海市出身、2002年初就任以来4度目の就任でタイトルをもたらした。
ドイツのケルン体育学院に留学経験あり、申花では副総経理を務めたりアシスタントとして外国人監督に仕えた経験も。上海申花を最もよく知る男。
A代表のアシスタントコーチ経験もあり。
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・移籍市場
既に心ここにあらず、サポーターにも見放された世界最高給テベスを1年放出はやむ無しか。ベシクタシュにレンタルしていた元セネガル代表デンバ・バも年齢面等を考慮し退団。昨年獲得しアラベスにレンタルしていたパラグアイ代表ロメーロは復帰もACL登録外で国内専用の見込み。
中国人選手はキム・ギヒが抜けたバックラインに16年リーグ新人王李晓明(ローンバック)後述する艾迪らを補強。


・外国人選手
MF ジオヴァニ・モレノ(Govannni Moreno) コロンビア代表
2012年に加入以来7年目は外国人選手の入替激しい中国では稀有なケースで、背番号10&キャプテンを担う大黒柱。昨年クラブの最多得点記録を塗り替えた。他の外人に知名度は劣るが彼こそチームの象徴。190cmの長身ながらテクニックや視野に長けCFとしても機能。昨年コロンビア代表にも復帰。ロシアW杯出場を見据え母国復帰も噂されたが、彼の残留は最大の補強といえよう。
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MF フレディ・グアリン(Fredy Guarín) 元コロンビア代表
FCポルト、インテルなどで活躍したボランチ。昨季は彼が離脱した夏にチームが大崩れしたように、中盤の潤滑油として同じ歳・同胞のモレーノと並び替えの利かない存在。グアリン砲は虹口でも名物だが、FKにしてもミドルにしても空中開発の方が目立ってる気もする。昨年離婚、遠距離がたたったか・・?
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FW オバフェミ・マルティンス(Obafemi Martins) 元ナイジェリア代表
インテル、ニューカッスル、MLSなどで活躍したベテラン。昨年はテべスの陰に隠れながらもカップ戦決勝で2得点を挙げ大きく貢献した。全盛期ほどのスピードは無いが、勝負強さや決定力はチームの宝。得点後のバク転は相変わらず。
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・その他注目選手
DF艾迪(Eddy Juan Francis)
父親がタンザニア人で、中国では珍しいハーフ選手。U14代表選出時に話題になった。
上海東亜(現上海上港)出身、大連を経て昨年ポルトガル・ボアヴィスタに在籍しリーグ戦にも出場。今季ユース時代在籍経験ある申花に加入した。主に右SBの起用が予測される。
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FW劉若钒(Liu Ruofan)
1999年生まれ、U18 代表エースで年初のU23アジア選手権代表にも飛び級で入選した期待の星。カップ戦決勝では右ウイングで先発しマルティンスのゴールをアシスト。
U23政策の恩恵もあり18年はより多くの出場機会が見込まれる。
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−−−−−Martins (朱建荣)−−−−−
曹贇定−−Moreno−−−毛剣卿(刘若钒)
-----秦升(孫世林)--Guarin(王赟)----
柏佳駿----李建濱−毕津浩----李运秋(艾迪)
--------------李帥---------------------------

韓国代表キム・ギヒがACL登録外になり退団必至。CBの数はいるが、キムの穴を埋められるかが懸念。また全般的に高齢化が顕著、若手選手の台頭が待たれる。
モレーノ・グアリン・マルティンス、不動の3大スターへの依存度が高く、一人でも書けるとパフォーマンスへの影響が大きい。
posted by ZZ at 00:30| Comment(0) | 中超リーグ・ACL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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