2016年08月29日

【久々に欧州組】張玉寧、林良銘

■たまには欧州組特集

欧州クラブ所属の中国人選手、数は多いけど殆どはユースやBチーム。
そんな中から注目の2名をピックアップ


張玉寧(张玉宁 Zhang Yuning)1997.1.5 CF Vitesse(オランダ1部)
https://en.wikipedia.org/wiki/Zhang_Yuning_%28footballer,_born_1997%29
yuning-zhang.png
浙江省出身、育成に定評ある地元の杭州緑城出身。同姓同名の元代表FW(1976生まれ)がいるのでユース時代から噂になった。
2015年フィリップ・トルシエによりトップチーム抜擢されカップ戦1試合出場し初得点記録。
ただ国内リーグは外人FWの壁を越えられず出場ないまま、昨年夏にオランダへ渡り、2月にトップチームデビュー。
15/16シーズンは8試合(2試合先発)2得点、短い出場時間で印象を残し今季から背番号9を背負う。
PSMではシャフタール・ドネツクから得点決めたり、太田宏介のアシストでゴールするなどスタメンいけそうだったが開幕直前にファンフォスウィンケル(元オランダ代表)加入によりサブに降格。開幕以来3試合連続途中出場しておりスーパーサブ的役割。

185cmの典型的CFでアジアユース予選ではフィジカルに長ける北朝鮮をも圧倒。U19代表のキャプテンでエースだが、国産CFが枯渇する国内の事情もあり1月のリオ五輪予選ではU23代表レギュラー勤め、6月にA代表デビュー&2得点、来るW杯最終予選でも出場が有望視されているまだに期待の新星。
16/17シーズンは所属クラブ/代表の最終予選/U19アジアユースの3面を抱えコンディションが心配だが、同世代で国内に残った選手より素材や機会に恵まれており、大成して欲しい。


林良銘(林良铭 Lin Liangming)1997.6.4 WG RealMadrid.Castilla(スペイン3部相当)
https://en.wikipedia.org/wiki/Lin_Liangming
lin.jpg
広東省出身、地元の広州富力で育ち、2015年夏に20万ユーロでレアル・マドリードと契約。
1年目はU19(Juvenil.A)でリーグ戦5得点記録、U19欧州CLにも出場した。活躍認められ今季は2軍相当のカスティージャに昇格。、
開幕から2戦連続ベンチいり、開幕戦では終了間際にデビューするとロスタイムにドミニカ代表ディアス(Sergio Díaz')の決勝点をアシストした。
前述のディアスはトップチームでリーガデビューしており、主戦場は左ウィングだが、攻撃的中盤にはノルウェーのウーデゴール(Martin Ødegaard)や監督の息子であるエンツォ・ジダン(Enzo)ら他にもライバル多いが
逆に言えばカスティージャで活躍すればディアスのようにトップ昇格の道も開ける。
河北華夏幸福が最近林に対して高額オファー提示したが、レアルマドリードは拒否。このニュースが彼への期待を物語る


2人の共通点としては、1997年生まれ。即ち今年のアジアユース〜2020東京五輪の該当世代となる。
中国のユース世代は2005年を最後にU17,U20とも世界大会出場出来ていない。五輪予選にいたってはロンドン世代は最終予選に進めず、リオ世代はGLで3連敗とボロボロ
この"東京五輪世代"は前述の2人含めメンバーの過半数が国外組。国内組でもザッケローニにより17歳でリーグ戦出場したFW单欢欢(北京国安)、ACL出場したFW胡靖航(上海上港)ら有望選手多く期待される。先輩たちの悪い例を見習わないよう成長してほしいもの
posted by ZZ at 13:19| Comment(0) | 国外組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月31日

張呈棟、中国人初のリーガ出場

2015/12/30 リーガエスパニョーラ第17節

ラージョ.バジェカーノがホームでアトレティコマドリードを迎えた一戦。
ベンチ入りした張呈棟(Zhang Chengdong)は0-0の81分から途中出場、リーグ戦デビューを果たす。

张呈栋Debut Atletico.jpg

Doradoと代わって3バックの左CBとして10分余りプレー、2度相手の攻撃を潰すなど短い時間でできることはできたが
皮肉にも張呈棟投入後にチームは2失点し、0-2で敗北。19位と降格圏に
強いて言えば1失点目は、もっと詰めれたかもしれないが、、 

-------------9Manucho---21JaviGuerra-------------
------------10Trashorras--21Jozabed---------------
14Hernandez---------------------19LassBangoura-----
---------------27DiegoLlorente----------------------
----5Dorado-----18ZeCastro----17Quini------------
--------------------25Yoel----------------

SUB 71'Lass→23Bebe 81’Dorado→16Zhang 89'Llorente→7Miku


Rayo0-1Atletico ZCD loss goal.jpg

既にカップ戦(コパデルレイ)で2試合先発出場していたが、リーグ戦は何度かベンチ入り止まり。

前節に退場したティト(Tito)、累積のナチョ(Nacho)とサイドバックのスタメン2人が出場停止だったのが
幸いだったが、逆に言えば彼らの復帰後は相変わらず厳しいだろうということ。
降格圏なので、冬のオフに補強をすることは間違いないだろう。
張呈棟自身レンタル移籍のため、冬に北京国安復帰する可能性もある。
これが最初で最後、とならないといいが


夏の加入後154日後の出場は、リーガエスパニョーラ1部で中国人初出場(2部以下ならある)
1713日ぶりに中国人選手が欧州5大リーグ1部でプレー(2011年4月シャルケ時代の蒿俊閔以来)
中国サッカー界にとっても記念すべき出場となった。

既報の通り、張呈棟の移籍は所謂「スポンサー移籍」一部報道では監督パコ.へメスはクラブの決定に激怒したとのこと
そんな最悪の状態から、ベンチ入りし、カップ戦出場し、リーグ戦出場までできたのは
張呈棟自身の努力の成果であろう。

本来のポジションとは異なる左SBやCBで起用されるとは思わなかったが、
テクニックは弱点な分、強みであるフィジカルとマルチロールぶりをいかせたと思う。

張は試合後に微博(中国版SNS)で
「算是对自己这半年努力的最大回报!只有在逆境中修行,才能成为真正的强者!」
(この半年の努力へのご褒美だ、逆境の中での修行を経てのみ真の強者となる)

張呈棟だけでなく、他の中国人選手の欧州5大リーグ進出を期待したいが

年始にウォルフスブルグ加入した張稀哲は公式戦出場0で北京国安復帰した。
何度か本ブログで書いているが⑴代表クラスの実力者は移籍金が超高騰している⑵それでも移籍できれても、張呈棟のようなスポンサー移籍や、張稀哲のような厳しい競争にさらされる。
選手としても待遇も良く試合でれる中超名門を放棄して欧州行くのは勇気がいる決断だ。
最近では王上源、徐新、李源一(いずれも欧州→広州恒大へ)のように、欧州にいる若手選手もどんどん帰国している。

国内リーグ隆盛と、欧州組の活躍は両立難しいものなのか

posted by ZZ at 20:50| Comment(0) | 国外組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月28日

張琳芃のレアルマドリード移籍報道について

張琳芃 レアルマドリード加入報道

大丸2️概要、経緯
中国各メディアが今冬に広州恒大DF張琳芃(ZhangLinpeng)がレアルマドリードにレンタル加入すると報道。実現すればレアルのトップチーム初のアジア人選手となる。
(下部であればヨルダン人Thaerや日本人の中井、現U19所属の林良銘がいる)

今月、恒大の許家印オーナーが元々提携していたレアルマドリード訪問し、施設見学やペレス会長、クリスティアーノ・ロナウドらと対面。
席上様々な提携契約を調印したが、明細はオフィシャルには公開されていない。
その一貫として張琳芃を無償レンタルさせる旨両オーナーが合意したとされる。ソースは「有力な関係者or記者」とのこと。
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大丸2️張琳芃
1989年山東省出身。上海東亜(現上港)のアカデミーで育ち、2010年2部在籍時にも関わらず高洪波により代表招集。以来アジアカップ2度含め、代表46試合5得点。2011年恒大加入後リーグ4連覇、ACL優勝に貢献し中国人選手で移籍金評価額最高。
主に右SBだがCBも対応可能。U23時代はボランチも経験。高さとフィジカルの強さ、時折見せるミドルや得点力が売りで、セルヒオ・ラモスを文字って「张莫斯」と呼ばれる。
日本のファンにはACLでのラフプレイや退場劇が印象的だろうが、確かに気性の荒さは欠点。そのせいか今年は怪我がちで半分以上の試合を欠場(リーグ11試合4得点)
今年に入りインテル、チェルシーからオファーがあったようだが、条件面で折り合いつかず流れていた。今夏にクラブと5年間契約延長
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大丸2️信憑性
→相当現実的?
両クラブのオフィシャル発表はないが、CCTV筆頭に中国内外の主要メディアが報じている。張琳芃自身「クラブの判断に従う」とコメントしているが、決して否定はしていない。チェルシーの時の感じからしてガセではないだろう。

大丸2️恒大、本人にとって
@本人
かねがね欧州移籍熱望してた張琳芃にとっては夢にも思わなかったろう。何が何でも行きたいだろう。

A恒大にとって
夏にチェルシーを断った理由は交渉時間無かったこと、労働ビザ、出場機会の3つが障壁だった。
今回はレンタルであること、(報道によれば)レアル側が出場機会を保障している点、あとはレアルマドリードから選手orコーチor施設などの見返りを貰える可能性は高い。
恒大としても「レアルマドリードに選手を移籍させた」ことは相当なステータスと推測。


大丸2️レアルマドリード側のメリット&出場機会
1番疑問な点。
@EU外選手制限
チェルシー移籍が破談した最大の要因は労働ビザで、スペインはそれが無い分EU外枠3人の制限あり。
かつ現在はハメス・ロドリゲス、カゼミロ、ダニーロの3人で埋まっており、これを空けるためにブラジル代表MFルーカス.シウバをレンタル放出したぐらい。W杯MVPのハメスは勿論、巨額でポルトから獲得したばかりのブラジル代表SBダニーロを半年で見限る、また唯一の本職守備的MFであるカゼミロを放出してまで張琳芃を迎えるとは思えない。

→ただし一部報道によればハメスとカゼミロは年内でEUパスポート取得予定のため、噂されてる1月加入時はEU外枠は空く。本当であればこの問題はOK

A出場機会
張琳芃の本職右SBのスタメンは生え抜きのカルバハルと前述のダニーロでポジション争いか。同じく生え抜きのベテランDFアルベロアもいるがメインは左SB。本家?セルヒオ・ラモスもCBがメイン。
競争相手はカルバハルとダニーロだが、いずれも現役スペイン&ブラジル代表で欧州トップレベルの実績積んでおり、張琳芃より若い。彼らに対する優位性は皆無。2人がいれば余程の「温情」無い限りベンチ入りも厳しいだろう。どちらかを放出すれば別だがともに現実的ではない。
あとはCBだが、ラモス、ペペ、控えにヴァラン、ナチョ。ボランチも考えにくい。
レベル劣るラージョの張呈棟がベンチ入りもやっとの状況、これが現実であろう。

→選手放出や「温情」無い限り厳しい

星1︎因みにBチーム(カスティーリャ)という選択肢は、流石に恒大や張琳芃にとって容認できないだろう。それを受け入れるならインテルやチェルシーを断らなかったはず。
星1︎トレードでカルバハルの恒大行きも噂されるが、流石にカルバハルやレアルのデメリットが無さ過ぎる。万一きたところで恒大も溢れてる外人枠をどうするのか

Bメリット
戦力的には皆無。ペレスと許家印に聞かないと分からない。ベニテスも、クリスティアーノ・ロナウドも、張琳芃も分からない。
経済的な要素以外思いつか無い。


大丸2️筆者個人の見解

とりあえず行けるなら行くべきなのは間違いない。

張稀哲のように出場ゼロで帰ったとしても行った方がいい。稀哲は北京復帰後出番なかったにも関わらず以前より成長したと専らの評価。レアルマドリードの一員として世界最高峰の環境にいるだけど、本人だけでなく恒大や中国サッカー全体にもたらすものは計り知れないだろう。それを期待してやまない。
これは筆者個人だけでなく、殆どの中国サッカー関係者が同意見だろう。


確かにいきなりビッグクラブでなく、例えば日本の武藤などのような背の丈にあったクラブからステップアップすべきだろう。ただそうしたクラブは恒大を頷かせる条件は出せない、逆にそこまで出せるのはビッグクラブに限られる。
これは張琳芃に限らず、中国人選手の市場価値(中国クラブにとって)が異常に高騰している実情。代表クラスであれば最低でも3000万元(約6億円)は動く。恒大が青島から鄒正獲得した時にも1000万元かかった。代表歴ない2部所属のサイドバックですら。
こんな異常事態いつまで続くのだろう。破綻時が怖い。

大丸2️その後
続報はあまりないが、今日SNS上でサンチャゴベルナベウのレアルマドリードショップ内に「ZHANG LP 5」のユニフォームが売られていたとの情報。
国内メディアが報じてないのと、オフィシャル発表ないのに売り出すと思えないので、デマの可能性があるが。。
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posted by ZZ at 00:36| Comment(0) | 国外組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする