2017年06月19日

シリアに痛恨のドロー

■親善試合 フィリピンに大勝
中国8−1フィリピン
得点:任航3,肖智26, 于漢超44,王永珀54,尹鴻博56,張稀哲67,ケ涵文72.90 Bahadoran 33

6月7日、広州の天河体育中心でフィリピンを迎え親善試合を行い8-1で快勝。

近年移民、帰化選手の増加などで急成長しW杯予選でバーレーン、北朝鮮に勝利(フィリピンが北朝鮮破ったおかげで中国は最終予選進出できた、大恩人)したフィリピン相手に
この大勝は満足すべきだろうが、1失点したシーン以外にも何度もピンチ招いた守備面の不安、また来るW杯予選で対戦するシリアが同じ日にアウェーで日本と分けたこともあり手放しでは喜びにくい。

リッピ就任後重要される尹鴻博(河北)が1ゴール3アシスト、また途中出場のケ涵文(北京人和)がサイドバックながら2ゴール1アシスト、昨年戦犯だった任航(河北)が先制点あげるなど復帰、希少な国産CFに32歳の肖智(富力)がデビュー&ゴールと
ポジティブな要素も多いが、この試合に関しては相手が相手、シリアや強敵相手に通用するかは疑問 フィリピンもパティーニョ(河南建業)ら国外組不在でベストメンバーでなく、コンディションも悪く本来の力ではなかったようだが。

個人的には王燊超(上港)の代表デビューが嬉しい。上港の生え抜きでキャプテン、今日はCBとしてフル出場したがクラブでは両SB,中盤までこなすマルチロール。守備が怪しいという評判もあるが経験値や攻撃面は魅力で、今まで各年代の代表歴なかったのが以外。守備陣の貴重な戦力になればいいかと

中国(4-3-3):23-王大雷;4-姜至鵬、2-任航、3-王燊超、13-趙明剣(46’21-ケ涵文);11-蒿俊閔(C)(64’10-張稀哲)、16-黄博文(46’15-呉曦)、8-尹鴻博;20-于漢超(46’7-武磊)、22-肖智(46’9-張玉寧)、14-王永珀(56’18-郜林)。
Philipines:16-Deyto;2-Munoz(46’22-Kenshiro Daniels)、5-Mike Ott(62’18-Hikaru Minegishi)、6-Woodland、7-Ramsauy、8-Manuel Ott、9-Bahadoran、10-Philip Younghusband (C)(62’17-Arboleda)、11-Daisuke Sato(32’19-Christiaens)、12-Aguinaldo(46’4-Tacusalme)、23-James Younghusband(22’14-Ingr


■最終予選 シリアに痛恨のドロー
シリア2−2中国
得点:Al Mawas12PK,Al Salih93 郜林68呉曦75
6月13日、アジア最終予選アウェイのシリア戦。アウェイといってもシリアの政情不安により中立地マレーシア・マラッカ開催のため華僑が多い土地柄もあり
準ホームのようなもの。中国にとっては勝ち点3必須の一戦。

リッピはスタメンに代表2試合目の王燊超、3試合目のケ涵文を大胆起用、一方でCFには代表で長らく結果が出せずとくに公式戦に限れば8年間得点がない郜林を起用したのは意外。
鄭智が不在のためキャプテンは馮瀟霆

前半に曾誠がPA内で相手を倒し、PKを与え先制許すが、終始主導権を握ると後半CKから張琳芃が倒されPKを獲得すると、郜林決め同点。リッピは早い段階で肖智と姜至鵬を投入すると、姜至鵬のクロス⇒肖智の落とし⇒-呉曦が決めて逆転に成功する。
そのまま逃げ切りたいところだったが、ロスタイムにPA外で蒿俊閔のファイルとられてFK与えると、シリア主将のサリヒ(河南建業所属)に見事なFK決められ土壇場で痛恨の失点。2−2のドロー

1-曾誠;3-王燊超、6-馮瀟霆(C)、5-張琳芃、21-ケ涵文(65分4-姜至鵬);16-黄博文(83分11-蒿俊閔)、15-呉曦、10-張稀哲(56分22-肖智);7-武磊、18-郜林、20-于漢超
SYRIA:1-Alma;2-Salih、3-Ajan、5-Omar Midani、6-Jenyat;9-Al-Mawas、12-Fahd Yousef(80分11-Kalfa)、14-Haj Mohamed、18-Zaher Midani;20-Mobayed(63分21-Nakdali)19-Mardikian

カタールが勝ったため、中国は5位⇒最下位に転落した。しかし残り2試合で全勝&シリアが1勝もできない&ウズベキスタンがイラン(アウェイ)で敗れれば3位でプレーオフの可能性がある。
限りなく薄い可能性だが、過去3大会最終予選にも進めず、今大会も2次予選で香港と分けて絶望的状況だった点を鑑みて、残り2試合でまだ可能性がある。これだけで嬉しい

元々本気でW杯出場できるとは思っていなかったが、ここまで来たら惜しくなるのと、もっとリッピのチームを見たい。
今大会を逃したとしても、2019アジアカップ、そして願わくば次回大会予選までリッピの代表を見続けたい。

兎に角次は8/31武漢でウズベキスタン戦、全力を傾けるしかない。

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posted by ZZ at 15:22| Comment(4) | ナショナルチーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月31日

ACL決勝T一回戦・上海上港vs江蘇蘇寧@現地観戦

5月24日、ACL決勝T一回戦 上海上港vs江蘇蘇寧に現地参戦して来ました。
ただの決勝Tだけども、史上初めて中国勢同士の対戦。近年の躍進の一つの成果?と言えるかと


上港のホームスタジアムへ、地下鉄の上海体育場駅から徒歩ですぐ。

今日はいつもと違い、事前にチケット入手していたため黄牛(ダフ屋)のお世話にはならなかった
八万人体育場、名前の通りとにかく大きい。かつレストラン・ホテルなど複合施設いっぱい
ただし専用スタジアムではなく、ピッチが遠いのが残念
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スタジアム内には、1Fと2Fの間になぜか卓球場とバドミントン場があったり・・

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ちなみに観客席での禁煙は徹底されており、自分の周囲で吸ってる人はほとんどいなかったが
ハーフタイムにトイレに行こうとすると、一面喫煙所状態。やはり嫌煙家には要注意かと
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江蘇蘇寧サポーター。南京と上海は地理的に近いこともあり、結構いたし、声量もあって迫力感じた。
国内リーグで最下位争いをしている低迷状態で、今期唯一の期待であるACLにかける期待を感じる

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試合の詳細はニュース記事などに譲るとして、前評判は前述の江蘇の低迷もあり上港有利
しかし両チームの相性(昨年国内リーグは江蘇がH&A2勝)、またACL限定の謎の強さもあり
筆者は上港の勝ち上がりを期待しつつも、簡単にはいかない気がしており
案の定開始早々パスミス奪ったコロンビア代表ロジャー・マルティネス(Roger Martinez)が値千金の先制弾

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序盤には上記の他にも上港守備陣のミスから、マルティネス・ティシェイラ・ラミレスを中心に幾度もチャンスあったが
それをしのぐと上港ペース。そして前半のうちにフッキ(Hulk)が自らえたPK決めると、ロスタイムにはフッキのクロスをアフメドフ(Odil Ahmedov)がヘッドで押し込み、ウズベキスタン代表キャプテンの移籍後初得点で逆転。

後半も上港ペース、幾度もチャンスあったがスコアは動かず2-1で終了。
江蘇は敗れたとはいえ最小点差でアウェーゴールを得て、満足の結果か。上港としては逆に不満な結果

江蘇はわかりやすく南米の三人だけでなんでもなっちゃう感じ。昨年の3-5-2からACLでは終盤から4バックを導入しており、まあ良くも悪くも攻撃は外人頼み。次のホームは勝ちに行くのみ。崔龍洙にとっても背水の陣であり、逆にACL敗退すればかなりの確率で解任かと

上港としては当初不安がられていた外人不在&若いDF陣が自信をつけて来ている点。特に右SBの傅歓(Fu Huan)は同じ
右サイドのフッキ兄貴からもだいぶ信頼されパスもらえるようになった印象。直前のリーグ戦では流れから見事な決勝点あげ、今日も再三好機演出していた。後半の好機、パスでなく自ら行けば・・と惜しまれるが

懸念としては終了間際まで交代カードを切らなかったこと。ビラスボアスとしては2−1という悩ましいスコアで極端なリスクを避けただろうが、昨年エリクソン時代の上港がおかしくなった原因である選手層不足&主力への依存、疲労、怪我、、と言った不安がよぎった。
この数日後のリーグ戦ではU23選手である韦世豪(Wei Shihao)が2得点も、彼はギリギリに加入したためACL登録外であり、ACLに関して攻撃陣では呂文君くらいしか信頼できる控えがいない。また守備陣も不安、ここまで1、2人一時的にかけた場合はなんとかなっていたが、ここも選手層が非常に不安。これはACLだけでなく国内リーグでも言えることで、恒大と他列強との差かと思う。

試合後。上港サポーターの雰囲気からも決して満足感はなく1週間後のアウェイ戦への不安を誰もが抱いていた・・
と思われる
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顔駿凌;王燊超、傅歓■、石柯、賀慣、蔡慧康、オスカル(93分林創益)、エウケゾン、アフメドフ■、武磊(88分呂文君)、フッキ

江蘇蘇寧:
張思鵬;李昂■、周云、ホンジョンホ、楊笑天、ラミレス■、劉建業(71分張暁彬)、謝鵬飛(65分呉曦)、R・マルティネス、アレックス・テイシェイラ、陶源■(86分戈偉)


おまけ フッキ 右側にいるのがオスカル
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posted by ZZ at 03:13| Comment(1) | 中超リーグ・ACL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月21日

上海ダービー@虹口に行ってきました

私事ながら中国赴任になってバタバタしたこともあり暫く更新してませんでしたが
今日は上海ダービーに行ってきました

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地下鉄8号戦、「虹口足球場」からすぐのところに上海申花のホームスタジアムがある。
ギリギリに着いて、ダフ屋からチケットを買ったが当然高値で言われ、交渉したものの320元(約5100円)まあまあいいい席だったのと、好カードだったのを差し置いても・・まあ時間もなかったし止む無し

スタジアムにレストランなどいろんな施設が併設されており、ショップでは申花のグッズも購入できる。
テベスのユニフォーム、買おうか悩んだが前回5年前来た時にドログバ買ってすぐ退団してしまったのがよぎり自重
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箱はそんなに大きくないけど、中国でも希少なサッカー専用スタジアム。当然ながらピッチが近くて見やすく声も響く
上港のホーム、八万人体育場にも何度か行ったけど真反対(ハコ大きいけど、ピッチ遠い)
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申花サポ

両チームの歴史は省くとして、この上海ダービーが熱気を帯びてきたのは一昨年頃。
後進の上港がもともとのベース+資金力という武器を得て、一躍列強の一角にきた。対して凋落気味だった名門の申花が躍起になっている・・という個人的印象

昨年のダービーでは日本でも報道されたようにデンババの骨折など、荒れに荒れた。そのためこのダービーでも厳重な警戒態勢が敷かれていた
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・・・の割に一方でゆるゆるな警備員

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セキュリティチェックも1回だけとゆるゆる。ペットボトルはゲートで没収されてた


----------Martins----------
曹赟定----Moreno----徐骏敏
-----孙世林----Guarin------
王林--陶金---李建滨--李运秋
----------李帅---------------


申花は注目のテベスは怪我で欠場、代わりに元ナイジェリア代表でインテルなどで活躍したオバ・マルティンス(Obafemi Martins)が1トップ、あとは元インテル、ポルトのコロンビア代表グアリン(Freddy Guarin)が有名どころだが
このチームで最も重要な選手はジオ・モレーノ(Gio Moreno) 2012年から在籍する古参のコロンビア人でブラジルW杯予選で代表歴もある。主にトップ下ながら高身長かつテクニックもあり、10番&キャプテンを務める大黒柱。
中国人選手は曹赟定(Cao Yunding)が目立ったが、他に現役代表クラスがおらず、代表クラスを多数揃える上港との中国人選手の質の差が結果的に勝敗を分けたのかな・・と思う。

現在の緑地集団(Greenland)に引き取られる前、朱骏オーナー時代末期に財政難に陥り、多くの主力中国人選手を売ってしまい中国人選手の地盤が沈下したのをまだ取り戻せてない印象。申花が優勝やアジア上位争うにはそこらへんかなあと
この日もCBの李建濱(Li Jianbin)、陶金(Tao Jin)が不安定。前者は武磊の先制点をアシストしてしまったり、ここに代表クラスや韓国代表キムギヒ(Kim Kehee)を使えれば大分違ったと思うが・・

一方上港
-----------Elkeson----------------
武磊--------Oscar-------------Hulk
-------张华晨-----蔡慧康---------
王燊超--石柯-----贺惯-------傅欢
-----------颜骏凌-----------------
前線のブラジル人トリオは説明不要だが、それ以外も代表クラスや実力者が揃い、かつ石柯以外全員下部組織出身というのもクローズアップして欲しいのだが。。(金満金満ばかりでなくて)
オスカルはとにかくうまい、華奢なようでガツガツ突かれても取られないしミスしない。
フッキは犯罪、フィジカル・テクニック共に得意で常に2−3人で抑えねばすぐにキャノン砲をぶち込まれてしまう。
一方で独善的なところがあり、流暢なパスワークも彼に渡ると「フッキVS敵」になってしまうのは諸刃の剣と思った

でもまあ終了間際の決勝点は流石の一言。ACLでも頼みますよ!

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上港サポ 一角に隔離されていたが、申花サポとの応酬はなかなか面白かったんだけど
お互い品がないというか・・
あんな光景見て、子供達は選手としてプレイしたくなるのか疑問

既報の通り今期から外国人枠削減に加え、U23枠(1994年生まれ〜の選手を最低一人先発起用)が導入されたが
申花の徐骏敏は20分で毛劍卿と交代。彼は後半まで出場したことやアシストもあるからまだしも
上港の张华晨は開始7分で交代。1998年生まれの彼は今期リーグ全試合先発しているが最速で30分以前に交代させられていて、10試合スタメンなのに通算プレイ時間が150分に満たない。

河北、富力、河南のようにU23の選手でもフル出場したり得点しているチームもあるが、多くのチームにとりU23枠は「交代枠が実質-1」みたいなもの
若い選手の経験・・という意味では効果あると思いたいけど、日本や韓国、欧州ではわざわざこんな施策なくともU23選手がどんどん出てきているあたり、色々危機感を感じてしまう

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あとはスタジアムについて、上海市では3月から禁煙条例がでて厳しくなったこともありスタジアムでの喫煙者は大幅に減った。ゲートでライターの没収もあった。そのぶんハーフタームに外に出たら通路はもっくもく。嫌煙家の方々は中国でサッカー観戦する場合やはり要注意かと

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冷静に冷静にと頭ではわかっていても、後半は5分に一回はどこかしらで揉めていた印象。
その度に外国人選手については相手側の外国人選手(例えばフッキが切れたらグアリンがなだめるなど・・)
上はグアリンのFK位置にフッキがイチャモンつけてるシーン



上海ダービー、結果はアウェイの上港が1-3で勝利。前半李建濱のクリアミスを拾った武磊が決めて上港先制も、申花もマルティンスが決め前半1-1。後半もお互いチャンスあったが、89分にフッキ決勝点たたき込むと、ロスタイムにもカウンターからオウンゴールで加点した。
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決勝点を祝うフッキと上港選手たち

なんだかんだ両チームの外国人選手の存在は大きいし、支払ったチケット代の価値もあった。
中国人選手も例えば武磊、曹赟定などは外人選手に匹敵する働きをしていた。
今や選手年俸、移籍金などからアジア最「高」のダービー、競技水準は向上の余地あるだろうし、汚いコールの応酬とかも正直どうなの?と思うが、Jや欧州とはまた違った醍醐味があるので皆さんも是非

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posted by ZZ at 02:42| Comment(2) | 中超リーグ・ACL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする